靴修理専門店修造です。
今回はJalan Sriwijaya(ジャランスリウァヤ)加工ハーフソール スティールさせて頂きました。
今回のオーダーは糸部分は見栄え的に残したい
ハーフソールは好きじゃないけど長持ちさせたい
つま先はスティールにて補強したい
というオーダーでした。
ご自身で1.8mmのビブラムハーフソールを貼られたそうです。
ですが守りたいソール部分までは足りておらず
接着剤はシールタイプなので剥がれやすいです。
1.8mmの段差がつま先手前にあるため
つま先部分が逆に削れやすくなっています。
ハーフソールが1.8mmソールから出ているため
歩いている際に引っかかりやすいです。
それではしっかりと補強を行います。



今回のオーダーを元にこのようにさせて頂きました。
糸のギリギリまでハーフソールを貼らせて頂きました。
つま先にもスティールを取り付けました。
新品時にハーフソールをご自身で貼っていたため
ソールのラウンドはしっかりと残っていました。
そのため糸に被せてハーフソールを貼らなくても
この仕様でもソールを保護することができています。
仮にソールの真ん中部分がかなり削れている状態で
ソール面がほぼ垂直ですと糸まで被せないと
ハーフソールが剥がれやすいでしょう。


ソールを1mm程掘りハーフソールを埋め込んでいます。
ハーフソールの端は斜めに漉き加工をいれ丸みを出しました。
こうすることでハーフソールのエッジが飛び出ず
剥がれにくくなっています。


ありがとうございました!